平成20年7月5日（土）　　埼玉新聞

埼玉新聞 ３会派自主公開へ

「民主」「刷新」飲食、 原則認めず 県政務調査費使途、領収書公開

県議一人当たり月額五十万円支給されている県政務調査費（政務調査費）について、県議会の民主党・無所属の会、刷新の会、共産党の三会派は今月から順次、二〇〇七年度分の使途と領収書の自主公開を始める。政務調査費をめぐっては、全国的に使途が不透明として批判が高まっているほか、県議会全体での公開がなかなか進まないため、自主的に公開することにした。各会派は「原則として飲食に使わない」などルールを設け、県民から理解を得られるよう透明化に躍起。各会派が独自に作った使途基準や内規は、現在議会全体で取り組んでいる県政調査費の在り方についての議論にも影響を与えそうだ。（小出奈津子） 　七日から公開を始める刷新の会（同４人、鈴木正人代表）も県政調査費のすべての使途と領収書を公開。